センチメンタル*ガール



「いつまでもここにいる訳にいかないし、とりあえず乗って」



佑輔はあたしが助手席でシートベルトをしたのを確認すると車を発進させた。



佑輔の家に着くまであたしたちは全然話をしなかった。



今月の初めに会って、やっと会えたのが年末でだいぶ時間が開いたから



変に意識しちゃうし、ドキドキしちゃう。



佑輔の家に着いて、エレベーターに乗って慣れた手つきで鍵を開けると……



そこはクリスマスだった。



目の前にはてっぺんにゴールドの星が輝くクリスマスツリー



そして壁にはリースやクリスマスの飾りがされていた。



「……柄でもないけど、こういう飾りしないとクリスマスっぽくないと思ってやった」



とちょっと怒ったように言う佑輔。



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