雪風‐冷たくさらっていくもの‐
「健二に大事に思われたかったら、健二が心配してくれるようなことになればいい。誰もが意識を殺す小テスト中なんか本当に最適だよな。自分が問題を起こした時、だれも健二を頼ることがないのが望ましいんだから」
木葉はまだうつむいている。
「それに憔悴している限り、そして他の友人がとくに問題を抱えてないかぎり、優先されるのは自分だ。浅見、お前は耐えられなくなったんだな」
僕は木葉の和訳した英文の一つをそらんじてみた。
「この手紙を書いてる私はあなたに伝えたい言葉を胸に閉じ込めておけなくなってしまった」
「でも、だって……」
「お前気づいてるのか?」
「え?」
「今日一日健二に心配されたってことはそれなりに順位高いってことだよ。そりゃ、毎日喋ったり昼食べたりしてるし」
「そう、かな」
「うん、だから」
僕は精一杯微笑んで、木葉を突き放した。
「一生友達でいたほうがいいって」
木葉はまだうつむいている。
「それに憔悴している限り、そして他の友人がとくに問題を抱えてないかぎり、優先されるのは自分だ。浅見、お前は耐えられなくなったんだな」
僕は木葉の和訳した英文の一つをそらんじてみた。
「この手紙を書いてる私はあなたに伝えたい言葉を胸に閉じ込めておけなくなってしまった」
「でも、だって……」
「お前気づいてるのか?」
「え?」
「今日一日健二に心配されたってことはそれなりに順位高いってことだよ。そりゃ、毎日喋ったり昼食べたりしてるし」
「そう、かな」
「うん、だから」
僕は精一杯微笑んで、木葉を突き放した。
「一生友達でいたほうがいいって」