お腹が空きました。

「花飛ばし過ぎて鬱陶しいったらないわよ。腹立たない?一時期二股かけられてたんだし。」

「…えっ!あ、そうなの?あ、そうなるか、そうだよね…。」

自分からそちらに気持ちが移りゆく期間はある意味“二股”になるのかも…。え、でも、二股ってどっから二股?気持ちが二人ともに向かってたら?それとも体で表現してしまったら?

わけの分からない混乱をしながら紗耶はビールに口を付けた。

相変わらずアルコールに弱い友人は既に顔を赤らめながらブスッと喋る。

「確かにね、良介はいい奴だよ?でも私は良介に紗耶は持ったいないと思ってたんだよね。良介恋愛力強いじゃん?ああいうタイプは続かない。」

「恋愛力って何?」

既に語りモードに片足を突っ込み始めた砂奈子に紗耶はきょとんと質問した。


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