お腹が空きました。
「杉崎さんも普通の人だったんですね。」
どかっと杉崎の隣に腰を下ろしながら紗耶は呟いた。
「お前俺をなんだと思ってんだよ。美味いなこれ。」
アイスをペロリと舐めながら杉崎は少し驚いたように手の中のパンダを見る。
「杉崎さんはそういうの興味ないと思ってました。」
ペロリ。紗耶もパンダの頭部をじょじょに平らげながらチラリと隣に視線を配った。
「そういうのって?」
「女の子ですよ女の子。」
ああ?と杉崎は怪訝な顔をして紗耶を見つめる。
「馬鹿野郎。俺も普通の男だ。エロい事も普通に考えるわ。」
えろ。
え、、と紗耶は杉崎からちょっと離れる。
そんな紗耶にぐわっと杉崎は牙を向いた。
「あほっ!誰がお前なんかに興味持つか。このちんちくりんがっ。」
「なんですかそれーっ!酷いです!」
ギャーギャー喚く紗耶をツーンと無視し、杉崎はまたアイスを堪能し始めたのだった。