お腹が空きました。
ベッドの周りに散乱している下着を身につけ、新しい大きめのTシャツに腕を通しながら紗耶はキッチンに向かった。
「おーいーしーそーうーー…。」
「ああ、起きたか。」
上半身裸で下はジーンズの杉崎に、紗耶はさっきの事情を思い出し少し視線を外す。
そんな紗耶を見つめながら、杉崎は余裕の笑みを浮かべながらやらしく言った。
「紗耶、なんかエロい。」
え?と紗耶はちょっと頬を染めたまま怪訝な顔をする。
「なにがですか?」
「顔が。」
顔?
紗耶は両手で自分の頬を隠しながら唸った。
「そんなの杉崎さんの方がエロいですよっ!」
なんなんですかその色気むんむんの男臭い格好はっ!目のやり場に困ります!とキャンキャンわめく紗耶を、杉崎はクスクス笑いながらグイッと引き寄せ、音を立てて軽いキスをした。