†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
行為が終わった後。
あたしは廉の腕の中でまどろんでいた。
「樹里、体辛くないか?」
「うん、平気……」
優しく頭を撫でてくれる仕草。
ぴったりと密着した熱い体。
胸板からお腹にかけての逆三角形のラインがとても綺麗だった。
「つーか全然勉強できなかったな。」
「れ、廉が悪いんだよ!いきなりベッドに運んじゃったりするから……」
「ほぉ……そのわりには感じすぎて背中に爪立ててたの、誰だっけな……」
「っ////!!」
艶かしく蘇るさっきまでの甘い時間。
あたしは恥ずかしくなって、シーツを頭から被った。