†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ

行為が終わった後。




あたしは廉の腕の中でまどろんでいた。




「樹里、体辛くないか?」




「うん、平気……」




優しく頭を撫でてくれる仕草。




ぴったりと密着した熱い体。




胸板からお腹にかけての逆三角形のラインがとても綺麗だった。




「つーか全然勉強できなかったな。」




「れ、廉が悪いんだよ!いきなりベッドに運んじゃったりするから……」




「ほぉ……そのわりには感じすぎて背中に爪立ててたの、誰だっけな……」




「っ////!!」




艶かしく蘇るさっきまでの甘い時間。




あたしは恥ずかしくなって、シーツを頭から被った。




< 11 / 179 >

この作品をシェア

pagetop