幸せまでの距離
明日からは大学の合宿がある。

学生達の間では「大学生にもなって そんな中学生みたいなことしたくな い」という苦情が殺到していそう だ。

……なんてことを思っていると、 ケータイの着信音が鳴る。

相手は、1つ年上でマナの彼氏・橘 シュンだった。

「シュン君、どうしたの?」

『今月、みんなで俺の誕生日パー ティーやるんだけど、リクも来る?

メイとか大学のヤツも連れて来てい いしさ』

シュンとリクの仲は、去年知り合っ た時より良好だ。

シュンは年下に慕われる性格だとい うのもあるし、実際リクも、宇都宮 のことがあって以来、シュンを頼り にしていた。

「うん、わかった。

メイにも予定聞いてみるよ」

シュンの誕生日は、たしか今月の2 7日だ。

ショウマの予定も、明日尋ねてみよ う。

リクは明るい気持ちで、シュンとの 電話を終え、メイの家を目指した。

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