幸せまでの距離
メグルは吹っ切れたような口ぶり で、
「聞いてくれてありがとう。メイ。
学生だったらうまくいってたとか、 仕事の忙しさのせいにするのは、何 よりも簡単なんだよ。
つらい思いしてるのは、きっとあた しだけじゃない。
大学生の子だって、遊んでばかりい るように見えるけど単位取るために 講義頑張ってるし、フリーターの子 だって他人から見たら気楽そうに見 えるけど、親や近所から色んな圧力 かけられることあるみたいだ し……。
それに、ばあちゃんが言ってたんだ けど、働き口があるうちは、給料の 額や仕事の不満ばかりに目を向けず 喜んで働けって。
健康な体があって、仕事を与えても らえることは、お金や名誉よりも素 晴らしいし価値があることなんだっ て」
「ばあちゃんなら言いそうだ、そう いうこと」
メイは右の口角だけを上げて鼻で笑 う。
決して馬鹿にした笑いではなく、メ グルの話に心あたたまった証。
メグルは微笑んだままやや真剣さを 帯びた口調で、
「メイは最近、リク君とどうなの?
仲良くしてる?」
「別に、どうだっていいよ、私の話 は……」
「聞いてくれてありがとう。メイ。
学生だったらうまくいってたとか、 仕事の忙しさのせいにするのは、何 よりも簡単なんだよ。
つらい思いしてるのは、きっとあた しだけじゃない。
大学生の子だって、遊んでばかりい るように見えるけど単位取るために 講義頑張ってるし、フリーターの子 だって他人から見たら気楽そうに見 えるけど、親や近所から色んな圧力 かけられることあるみたいだ し……。
それに、ばあちゃんが言ってたんだ けど、働き口があるうちは、給料の 額や仕事の不満ばかりに目を向けず 喜んで働けって。
健康な体があって、仕事を与えても らえることは、お金や名誉よりも素 晴らしいし価値があることなんだっ て」
「ばあちゃんなら言いそうだ、そう いうこと」
メイは右の口角だけを上げて鼻で笑 う。
決して馬鹿にした笑いではなく、メ グルの話に心あたたまった証。
メグルは微笑んだままやや真剣さを 帯びた口調で、
「メイは最近、リク君とどうなの?
仲良くしてる?」
「別に、どうだっていいよ、私の話 は……」