きのこうどん
「アキト君。これなんて書いてあるか読める?」
と、ちこは目に止まった花の名前を片っぱしからボクに訪ねた。
花の名前の下には細かい字で説明が書いてあるんだけど漢字が多くて読めない。
最近ひらがなマスターになったボクは最大限の知識を利用してその難問にぶち当たっていった。
「アキト君、これは?」
「えっと・・・ご・・・んふれなだよ。」
ひらがなで書いてある花の名前を読んだ後、彼女は言うんだ。
「アキト君、字読めるなんてすごいね!それにこの前足し算教えてくれたもんね!」
って。
彼女はまだ自分で字が読めなかったから。
父さんも母さんも
「速く読めるようになりなさい。こんなのも読めないの?」
と、小さい頃から教育熱心で教えてくれたけど決して褒めてはくれなくて。
「アキこの前ひらがなの書き取り100点って言ってたけど、みんな100点だったんだろ?」
そんな感じに言われてた。
家では普通のことをものすごく褒めてくれる彼女といるのはすごく恥ずかしくって、本当にうれしくて、楽しかったんだ。
きっと、勉強が好きになるってのはこういうことなんだろうなって思う。
18になった今でも、彼女が昔ほめてくれた国語に数学という教科は好きだ。
つらくて、分からない日もあるけど、彼女に褒めてもらえた日を思うと頑張ることができた。
と、ちこは目に止まった花の名前を片っぱしからボクに訪ねた。
花の名前の下には細かい字で説明が書いてあるんだけど漢字が多くて読めない。
最近ひらがなマスターになったボクは最大限の知識を利用してその難問にぶち当たっていった。
「アキト君、これは?」
「えっと・・・ご・・・んふれなだよ。」
ひらがなで書いてある花の名前を読んだ後、彼女は言うんだ。
「アキト君、字読めるなんてすごいね!それにこの前足し算教えてくれたもんね!」
って。
彼女はまだ自分で字が読めなかったから。
父さんも母さんも
「速く読めるようになりなさい。こんなのも読めないの?」
と、小さい頃から教育熱心で教えてくれたけど決して褒めてはくれなくて。
「アキこの前ひらがなの書き取り100点って言ってたけど、みんな100点だったんだろ?」
そんな感じに言われてた。
家では普通のことをものすごく褒めてくれる彼女といるのはすごく恥ずかしくって、本当にうれしくて、楽しかったんだ。
きっと、勉強が好きになるってのはこういうことなんだろうなって思う。
18になった今でも、彼女が昔ほめてくれた国語に数学という教科は好きだ。
つらくて、分からない日もあるけど、彼女に褒めてもらえた日を思うと頑張ることができた。