Diva~見失った瞬間から~
「カナー!歌詞これでどうかな?」
5月の中旬。学校で
2時間目と3時間目の間の業間休みに、
隣のクラスから鈴は来た。
声デカいから。
「鈴が良いと思うなら、
私はそれで良いよ。」
私は、
作曲までその歌詞は見なかったけど。
作詞は私は殆ど手伝ってはいなかった。
鈴が、やりたいと言ったから。
私は迷うことなく良いよ、と言った。
「ありがとーう!カナは最高だよー!!」
私の言葉に感動したのか、
鈴は私に飛び付いて来た。痛かった。
「あ、作曲はカナに任せるからね!」
「え?」
私が鈴の中で
作曲担当になっていたのを知ったのは
その日の学校帰りの時だった。