Diva~見失った瞬間から~
曲創りは、想像を絶する大変さだった。
でもそれと同時に、凄く楽しかった。
「鈴。曲、出来たんだけど…。」
私が曲を創る間、
鈴は何も言わなかった。
本当に私に任せてくれていて、
私は内心凄く嬉しかったんだと思う。
「ん?見して見して!てか聴かして!!」
楽譜を持つ私に鈴は練習室の中にある
ピアノを指差して言った。
「え、歌うの?」
「うんっ!カナなら出来るっ!」
まさかの弾き語り?むずっ…!
「ホラホラーっ!早く早く♪」
「分かったから…。」
私は鈴によって
ピアノの椅子に座らせられる。
ピアノの白い鍵盤に手を添えると、
そこは冷たかった。
「………すぅ…。」
息を大きく吸い、私は弾き始める。
鈴との、"始まりの歌"を。
"Divaのスタート"を。