俺と初めての恋愛をしよう
「部長、あの……」
「何がいいかな? 今日子は何か食いたい?」
植草と話したばかりの今日子は、自分の不安がまだ解決出来ていない。
後藤の気に障ったことを何かしてしまったのではないかと、気になる。
「部長、どうして急に」
繋いでいた手を強く引き、後藤の足を止めた。
「俊介さん」
不安な顔を見せる今日子に、後藤は、
「何か買って帰ろう。な?」
と言った。
今日子は仕方なく頷いた。何か気に障ることをしてしまったのではないかと、不安が襲う。人一倍、他人の表情を読み取ってしまう今日子は、そう考えただけで、心労のような疲れを覚えた。
マンションまでの道に、弁当屋がある。
そこで選んだ弁当を買い、マンションに帰宅した。
味噌汁でもとキッチンに立った今日子に、後藤は、「いらないから」と言って、弁当を持ってルーフバルコニーに行った。
「ここに座ろう」
「こんな椅子、あったかしら……」
「ここにあったらいいだろうなと思っていたんだ。いい物を見つけて配送してもらったんだ」
「いつの間に?」
「今日子が買い物をしている間」
そっけなく何もないルーフバルコニーには、ガーデンチェアが置かれていた。アイアンで出来たシックな色合いの椅子だった。
公園に置かれているのと同じような形だ。
並んで座ると、弁当を食べ始める。
「本当に良かったの? お昼も同じようなお弁当でしょ?」
「俺がいいんだから気にするな」
二人黙々と食べると、外の空気もあって、美味しく食べられた。
灯りは部屋の電気だけで、食べるには多少暗かったが、その分夜空の星が綺麗に見えて、今日子の沈んだ気分を明るくしていった。
「何がいいかな? 今日子は何か食いたい?」
植草と話したばかりの今日子は、自分の不安がまだ解決出来ていない。
後藤の気に障ったことを何かしてしまったのではないかと、気になる。
「部長、どうして急に」
繋いでいた手を強く引き、後藤の足を止めた。
「俊介さん」
不安な顔を見せる今日子に、後藤は、
「何か買って帰ろう。な?」
と言った。
今日子は仕方なく頷いた。何か気に障ることをしてしまったのではないかと、不安が襲う。人一倍、他人の表情を読み取ってしまう今日子は、そう考えただけで、心労のような疲れを覚えた。
マンションまでの道に、弁当屋がある。
そこで選んだ弁当を買い、マンションに帰宅した。
味噌汁でもとキッチンに立った今日子に、後藤は、「いらないから」と言って、弁当を持ってルーフバルコニーに行った。
「ここに座ろう」
「こんな椅子、あったかしら……」
「ここにあったらいいだろうなと思っていたんだ。いい物を見つけて配送してもらったんだ」
「いつの間に?」
「今日子が買い物をしている間」
そっけなく何もないルーフバルコニーには、ガーデンチェアが置かれていた。アイアンで出来たシックな色合いの椅子だった。
公園に置かれているのと同じような形だ。
並んで座ると、弁当を食べ始める。
「本当に良かったの? お昼も同じようなお弁当でしょ?」
「俺がいいんだから気にするな」
二人黙々と食べると、外の空気もあって、美味しく食べられた。
灯りは部屋の電気だけで、食べるには多少暗かったが、その分夜空の星が綺麗に見えて、今日子の沈んだ気分を明るくしていった。