俺と初めての恋愛をしよう
季節は廻り、寒い冬の季節となった。
今日子は気持ちをため込むこともなくなり、思いつめる前に後藤に相談できるようになった。
後藤に愛される日々は続き、今日子は無理ない程度に家事と仕事を両立させていた。
初めの内は、掃除をしない毎日や、食事を作らない日があると、後ろめたさを感じた。だけど、それを少しずつ自分の中で解決していくと、「家に昼間いないのだから家の中だって汚くならない」「惣菜を買うことで、料理のレパートリーが増える」と、前向きに考えることが出来るようになった。
今日子はそうしていくと、外に気が向くようになり、週末や、金曜日はショッピングに出ることもあった。
今日子がアクティブになると、逆に後藤は、不満がたまっていった。自分を頼らなくなった。それだけのことだが、自分なしではいられない女でいて欲しい。後藤の子供のようなわがままだ。

「行っちゃダメ」
「え、でも……」

会社での今日子も変わっていった。
女子会と呼ばれる部内の女性社員と、飲みに行く機会が増えた。
女子会と呼んでいたが、実際は、男性社員もいる。今日子は誘われることも多かったが、断ることも多かった。
若い社員は毎週飲み会をしているようだったが、さすがにそれは出来ず、断っていた。
それでも月に一回ほどは参加をしていた。
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