好きと嫌い

あの後、お互いケーキを買って別れた。けど私は伊能君の笑顔だったり声だったりが頭から離れない。


ボーッとしながら家路についた。


「ただいまー」

「おかえり~何?どしたの。すっごい顔~疲れてんの?」


家についた私を1番に出迎えてくれたのは二番目の姉である有坂双葉ちゃん。妹の私と違い積極的な性格で彼氏もいる。


「うーん、なんか緊張しちゃって・・・」

「えりはチキンだからね~あ、ケーキだぁ!」


双葉ちゃんは私が手に持っているケーキの袋を奪うとキッチンにいるお母さんの元に行ってしまった。


「お母さん!えりがケーキ買ってきてくれた!ココア作って作って作って~」

「ご飯の後でね~」

「今がいー!」

「もう、我が儘言わないの。」


お母さんに我が儘を言う双葉ちゃん。外ではキリッとしているけど家族の前では甘えたな子になってしまう。そんな双葉ちゃんも可愛いくて好きだけどね。

「えりちゃん、ケーキありがとう。もう夕飯だから着替えてらっしゃい。」

「う、うん!」


私は2階の自分の部屋に着替えに行った。




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