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キーンコーンカーンコーン

一時間目の終わりを知らせるチャイムがなる


俺らはなんとか 遅刻せずに授業をうけることができました



『叶ー亜っ』

斜め前の席の夢亜がふりむく


『んー??』

『結んで?』


そういってリボンをだす夢亜

『予備もってきてたの??』

『叶亜の文もあるよ』


さすがと笑うと少し恥ずかしそうに夢亜が笑った

俺ほんっと夢亜の笑った顔すきだなぁー
ん?なんか俺 BLっぽくなってきてる…??
でもまぁ夢亜のことは好きだし
違う意味の好きだしね



『はいっできたぁ』

ぽんっと肩をたたくと 振り向いて笑った
『ありがとう じゃあ叶亜もむすんであげるよ』



『おい、』


お願いと言おうとしたら後ろから声をかけられた

俺たちより低くて少し迫力のある声

いやな予感がした


『中休み 中庭』



それだけを告げて去っていく奴


だいたい予想がついた


『叶亜ー…』

『ん??』

『また…』






"―――――だね"




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