美容師男子×美麗女子
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寒い寒い外から、お店の裏口から店内に入った。
準備室には、アミ1人しか居なかった。
彼女は今日もメイクばっちりだ。
「あ、おはようアヤカ。今日、なんか早いね」
「そういうアミが1番早いじゃん」
「でしょ?なんか早く起きちゃってー。アヤカまだメイクしてないの?」
「今からするの。ほら、持ってきたし」
あたしは上着を脱いで、机にコスメポーチを置いた。
学校から帰ってすぐに来たから、色々と準備ができていない。
「どう?学校は」
「楽しいよ。アミは学校やめたんだっけ?」
「うん、だって校則とかが厳しい学校でさぁ。やめちゃったー。あたしには、これが向いてるかな」
「そっか」
あたしはアミの隣に座って、髪をしばった。
さて、頑張って顔をつくろうかな。
「あ、ネイルかわいい」
ふと目に入った彼女のネイルの感想を、何気なく言ってみた。
いつもどおり、「でしょ?」とか、「これは最高級の・・・」とか言うのかと思ったら、あたしの想像は裏切られた。
「別に、そんな可愛くないじゃない?」
そっけなく彼女に返された。