青のキセキ
歩いていた足が、一瞬止まった。

私が立ち止まった事に気付かず、佐山さんは、そのまま歩いていく。


数歩歩いたところで、私が隣にいないことに気付いた佐山さんが、振り向いて尋ねる。


「美空ちゃん、どうかした?」

「....いえ。何でもありません」

再び歩き出す私。


課長と綾さんのいる、あの場所へ。












< 209 / 724 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop