青のキセキ
「色々考えてたんだけど、綾の性格上、あいつがすんなり離婚に応じるとは思えない。綾のことだ。美空に危害を加える可能性も否定できない」


「あー、確かに。人一倍プライドが高い女だからな」

翔さんも呆れたように天井を見上げた。



「綾の様子を見ながら、時を待とうと思う。それまで待ってくれるか?」


課長が私を見つめる。まっすぐな眼差し。




「はい」


瞳を閉じて、返事をする私。








「俺たちも協力すっから」


「うん。まかせて!」


翔さんと久香が2人一緒に親指を立てて言った。







こうして、課長との道ならぬ恋の幕が開ける...。
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