孤独の戦いと限界
・マイペースの必要性

友達や恋人、学校、仕事、そして社会。
何者かと交流するに際しては、必ずと言っていいほどマイペースを崩す事になる。

人によっては、相手に遠慮がなくマイペースを貫く人間もいるが、大半の人は相手ペース、つまり相手のペースを優先したりする。

マイペースとは、自分にとって当たり前の行動やリズム、発言、表現、無駄な力みなく、全てにおいて無理のない状況の事を言う。

マイペースを心がけるほど自分が楽をできて、相手ペースになるほど自分に負担をかけるのである。

恋人と接する時は、絶えず社会的交流を心がける為、相手ペースに合わせる必要がある。
もし自分がマイペースを前だしするなら、恋人がその分、相手ペースに合わせなければならない為、無理を強要する事になる。

もし自分が相手ペースばかりを強要されるならば、相手に合わせることばかりを強いられ、すぐに疲労困憊になる。

ここまでペースが乱れるものなら、大抵は交際を終えたり中断したり、マイペースを守る事を優先するだろう。

仕事仲間では、親交を断絶するわけにはいかない。
となると、付かず離れず、の関係になるだろう。

自分には自分の、恋人には恋人のオリジナルのマイペースが存在する。

このオリジナルのペースをお互い良く理解し合い、自分のペースを知り、また恋人のペースを守ってあげるのである。

ただ女性は、生理的な関係でペースが乱調になりやすい。
恋人のペース、肉体、精神状態を熟知する事は、恋人を助けたり、守ったりする為の必要な心配りである。

また、マイペースと相手ペースが、上手く交わされた時こそ、その人と仲良くなれる事ができる。

恋人との付き合いは、交互のマイペースと相手ペースの出し合いである。
それが、支え合いになる。

マイペースばかりで、相手ペースを考えないと、良き理解者にはなれない。

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