お姫様に誓いのキスを
…お姫様が泣いた理由は歌かもしれない…。

「あ゛ぁ゛ーっ!わだじばーっ!お゛びめー…ざーま゛ーがーっ!」

…耳を塞ぎたくなる程…下手だ。…悪寒がする。

「…ぶっ!?」

もう一度首根っこを掴み、マイクを…少し乱暴に取り上げた。

「…俺が目を覚ましてない時も…俺が図書室で襲われている間も…ずっと…。……………………………………歌っていたのか??しかも裸で。」

…返答が怖い。

「…自分の思いを歌って惚れさせ様と……歌ってたら気分が乗って…脱いでしまいました。」

…目眩がする。

「もう帰れっ!!!二度と俺らに近付くな!!!…図書室の奴にもそう伝えろ!!!」

「…っはい!」

一目散に帰って行った。…ブリーフのままで。

「もう泣き止めって…。」

まだ泣きじゃくるお姫様。…何がそんなに泣かせるんだ。

「だって…だって…気持ち悪かっ『ガラッ』」

………ちょうど…制服を取りにガリ男が入ってきた…………。

「「「………。」」」

無言で制服を取って出て行った。……今のはきつかったよな。
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