アナタとの距離
「雅紀、置いてくなよ(笑)」
「ちょ、ちょっと2人共、タケちゃんを置いっちゃイヤン(笑)」
その雅紀を追うように教室に入ってきたのは斗真とタケだった。
「……ねみ…。てか歩美邪魔。俺、席座れねぇよ。」
「んも~。雅紀ひどい(笑)いいよ~。どうせ斜め後ろの自分の席に移動するだけだし。」
「彩乃いじめも良いけどあんまり、騒ぐなよ。」
そう言って、雅紀は私の隣の席に座ると顔を伏せて寝る体制に入った。
「雅紀、眠いと機嫌悪いから、タケちゃん怖いわ(笑)」
「タケキモい。」
「斗真ひど~い。俺泣いちゃうから(笑)」
そんな2人のやりとりを聞いて春香達やクラスメイト笑い出した。
気がつけば、さっきまでのイヤな空気がなくなっていた。