アナタとの距離
「朝の写真見せろ。」
昼休みが終わる頃、雅紀が私に話かけてきた。
え?
「早く見せろ。何回も言ってるけどお前に拒否権は無いんだよ。」
そう言うと私のカバンを取り上げて写真をわしづかみにして机の上に広げた。
「やめて!!」
またクラスメイトの目に入る屈辱に耐えきれなく、私は写真に手をやろうとした。
が…
「お前は所詮、汚い女なんだよ。クラスメイトに侮辱されて当然だ。この写真なんか男のもんくわえて楽しそうじゃん。」
「ふざけないでよ!!こんな酷いことしないでよ…何がしたいのよ…。雅紀…ねぇ、何したら許してくれるの?」
教室中が一斉に静まり返った。
視線の先は、もちろん私達。
「…。許してほしいわけ?許されると思ってんのかよ?ふざけんな!!」
雅紀はそう言うと教室を出て行った。
「彩乃?ちょっといいか?」
放課後、私は斗真とタケに呼び出された。