アナタとの距離
「ただいま…」
「おう。彩乃おかえり~。風呂沸いてるから入りな。」
いつもと変わらず優しく迎えてくれる、お兄ちゃん。。
「…彩乃?ボーッとしてどうした?」
お風呂から上がってソファーに座って一点を見つめながらミネラルウォーターを飲んでいたらお兄ちゃんは驚きながら声をかけてきた。
「ううん(笑)なんでもないよ。それよりお母さんの話って?」
「ああ。あの人達、彩乃の卒業式前には海外へ行くそうだ。たぶん、もう会わないと思う。」
「そっか。」
「ま、借金は片付いたし彩乃の入学金は準備出来てるから、もう全て片付いた。ま、その報告。」
「ありがとうね。お兄ちゃん。お兄ちゃんいなかったら私、たぶんこんな事して生活してなかったよ。」
お母さんとお父さんは、あんな事になったけど、そんな中、お兄ちゃんにあえたことは本当によかった。