カプチーノ·カシス
「――デザート、食べますか? たぶんそろそろ固まったと思うんですけど」
「うん、頂こうかな」
立ち上がってキッチンに向かったあたしは、冷凍庫から銀色のバットを取り出して、スプーンを入れてみる。
茶色のシャーベットは、雪のようにサクリとした感触に仕上がっていた。
うん、ちょうど食べ頃。
朝会社に行く前に泡立てておいたホイップをもう一度軽く泡立て直し、ガラスの器に盛ったシャーベットの上にふんわりと乗せる。
最後にミントの葉を飾れば、今夜のデザートの完成だ。
「お待たせしました」
「ありがとう。これは……コーヒーのシャーベット?」