カプチーノ·カシス

「じゃーん!美波特製スペシャルサンドイッチとフルーツサラダです!」


「わ……すごい」



しばらく歩いて陽当たりの良いベンチを見つけた僕たちは、そこでお昼にすることにした。

美波ちゃんが得意げに披露したお弁当は、バケットにハムやチーズ、海老やアボカド、それにたっぷりのレタスが挟まった豪華なサンドイッチ。


…なんだか急に空腹になってきた。



「あと、これは家の喫茶店で出してるキャラメルラテです。熱いから気をつけて下さいね?」



バスケットと共に彼女が持っていた紙袋の中から、テイクアウト用の蓋付き紙カップが出てきた。


そういえば美波ちゃんの両親は、喫茶店を経営しているんだっけ。



「…じゃあ…食べてもいい?」


「もちろん!」



僕はハムとカマンベールチーズが豪快に挟まったサンドイッチに手を伸ばし、一口かじった。


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