カプチーノ·カシス
玄関からベッドに続くまでの床には、僕たちの丸まった服が道しるべのように落ちている。
そしてベッドの上の僕は、美波ちゃんの白い肌の隅々にキスを落とすことに夢中になっていた。
「ふふっ…くすぐったい、です」
脇腹を舌でなぞると美波ちゃんが体を捩る。
「じゃあここは?」
「ん――――聞かないで、下さい」
その位置を胸に移動させると、ぴくりと体を震わせて眉根を寄せた美波ちゃん。
その何かを我慢しているような表情が、男を煽るということを知っているのかいないのか……
「……僕、ものすごく久しぶりなんだ。すぐいったらごめん」
ゴムの袋をぴり、と破りながら僕がそう言うと、美波ちゃんは足を開いたままクスリと笑った。
「いいですよ、そしたらもう一回しましょう?」