カプチーノ·カシス
「……ごめん。つまらないことで拗ねたりして」
「やっぱり拗ねてたんじゃないですか」
そう言って悪戯っぽく笑う美波ちゃん。
……なんだか負けた気分だ。
ちょっと悔しい。
「……責任とってよ」
「え?」
「僕をこんな気持ちにさせたのは美波ちゃんなんだから、責任とって慰めてよ」
めちゃくちゃな理屈をこねる僕を、目を丸くして見つめる美波ちゃん。
しばらくすると顔を綻ばせ、僕の上に跨る。
「じゃあ次は美波が情熱的になります」
「え、あ、うわっ……!」
僕はその夜、このとんでもなく肉食な彼女に骨の髄まで食い尽くされてしまった。
とてもとてもだらしなくて、
とてもとても幸せな夜だった。