【完】愛の血−超勝手な吸血鬼
「あ、待たせてごめんね。
あとは好きにしていいよ」
「やっとかよー。
待ちくたびれたって」
「ごめん、ごめん。
あ、でもちゃんと最後までしてよね」
「当たり前だろ。
ここまで待たされて途中でやめるかっての」
俯いたあたしの耳に入ってくる会話に驚いて顔をあげた。
ニヤニヤと笑う男がどんどん、あたしに近付いてきて。
「え?
繭ちゃん!?」
そう言っている間に、あたしの腕は押さえ込まれて、顔にナイフを向けられた。
荒々しく捲り上げられる体操服。
「ちょっ、やめてっ!」
そう叫ぶのに、まるで聞こえていないように行為は進んでいく。