風に恋して
「リア様、おはようございます」
「おはよう……」
リアが目を覚ますと、カタリナがいつものように朝食の準備をしていた。
ぼんやりとする頭で身体を起こし、シャワールームへと足を運ぶ。冷たい水で顔を洗うと少しだけ気分がスッキリした。
ホッと息を吐いて、テーブルにつく。
フレンチトーストにたっぷりの蜂蜜がかけてある。淹れたてのミルクティーからは湯気が立っていて、リアはそれに口をつけた。
「セスト様から、研究室に来て欲しいとの伝言を預かっております」
「わかりました」
セストに記憶修正習得を頼んでからたった数日。もう第1段階をクリアしたのだろうか。やはり、リアの判断は間違っていなかった。
あの日、リアの前で1度試しにやってもらったときも、すでにかなりの精密さで球体と濾紙の分離をこなしてみせた。もし、セストに荷が重そうであれば精神的な分野に長けているらしいディノに頼もうかとも思っていたのだが。
「あの……もしかして、記憶を?」
カタリナがおずおずとリアに問う。
「はい。セストさんに頼みました。まだ少し時間がかかると思うけど、彼ならきっと出来ると思うから」
「セスト様は優秀なクラドールですからね」
リアの答えにカタリナが表情を緩める。
「私のことも、思い出してくださいね」
「うん……きっと、すぐに思い出せると思います」
「おはよう……」
リアが目を覚ますと、カタリナがいつものように朝食の準備をしていた。
ぼんやりとする頭で身体を起こし、シャワールームへと足を運ぶ。冷たい水で顔を洗うと少しだけ気分がスッキリした。
ホッと息を吐いて、テーブルにつく。
フレンチトーストにたっぷりの蜂蜜がかけてある。淹れたてのミルクティーからは湯気が立っていて、リアはそれに口をつけた。
「セスト様から、研究室に来て欲しいとの伝言を預かっております」
「わかりました」
セストに記憶修正習得を頼んでからたった数日。もう第1段階をクリアしたのだろうか。やはり、リアの判断は間違っていなかった。
あの日、リアの前で1度試しにやってもらったときも、すでにかなりの精密さで球体と濾紙の分離をこなしてみせた。もし、セストに荷が重そうであれば精神的な分野に長けているらしいディノに頼もうかとも思っていたのだが。
「あの……もしかして、記憶を?」
カタリナがおずおずとリアに問う。
「はい。セストさんに頼みました。まだ少し時間がかかると思うけど、彼ならきっと出来ると思うから」
「セスト様は優秀なクラドールですからね」
リアの答えにカタリナが表情を緩める。
「私のことも、思い出してくださいね」
「うん……きっと、すぐに思い出せると思います」