続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「ソンミン兄でしょう?
なんでここまでこじれたんですか?
俺と付き合いたいって言ったくらいで、そこまで怒るとは思えませんけど。」


回りくどいのも面倒なので、はっきり聞くことにした。

インタビューがあった日から二人は話さなくなったから、それが原因かもしれないが、どうも腑に落ちない。

プライベートで言ったならともかく、あんなサービストークを本気にするか?


「例の写真のことがバレて...、それでペーターがどんな存在なのかって聞かれて。
ソンミンには関係ないから、もう関わらないでみたいなことを私が言って。
本気で言ったわけじゃないけど...。

その次の日から別々に活動してたから謝るタイミングをなくして、今の状態。」


一つ一つ整理するように話すカスミ姉。

色々突っ込みどころが満載だ。


「ちょっと待ってください。
あの写真のことがバレてソンミン兄が怒るのは分かりますよ。
なんで関係ないなんて言うんですか?
俺はただのメンバーで、ソンミン兄が一番大事だって言えばいいじゃないですか。
そこは嘘でも、そう言わなきゃいけないんです。」
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