続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
メイリンがどれだけ俺のことを想ってくれているか、そんなことは分かっている。

自分のせいで泣かせてしまったことも。

だけど、追いかけたってどうすることもできないんだ。

何も答えない俺に構わず、ヨンウナはさらに話を続ける。


「気持ちに応えられないのは仕方ないです。
それは兄さんの自由だし、色々思うところがあるのは分かりますから。

それでもこのまま放っておくのは、あいつがかわいそうです。
何も言えなくてもいいから追いかけてあげてくれませんか?
お願いだから......これ以上俺に失望させないでください」


「俺は、できない。
ヨンウナが追いかけてあげて」


メイリンが誰に追いかけてほしいのか分かっているのに最低な発言をした俺に、ヨンウナは目を丸くしてから、諦めたような顔をして。


「......もういいです。
兄さんの気持ちは、よく分かりました」


ヨンウナに失望させてしまったかもしれないけど、それでも俺は去っていく彼の背中をただただ見つめることしかできなかった。

それからパタンとしまった玄関のドアを、今日はもう開くことがないだろうドアを見つめ続けた。
< 251 / 301 >

この作品をシェア

pagetop