帰宅部にお任せを

しかし、人生こんな好条件ばかり整ってはいない。

わたし達は依頼を受ける代わりに、それ相応の報酬を頂く。

もちろん、お金。


それと、もう一つ。

普通こんなことをしていたら、沢山の依頼が殺到するはず。

『憎い』という感情を持った人で溢れかえっては部活が成り立たなくなる。


そこでインテリ君が部専用の掲示板を立ち上げ、生徒から書き込まれた内容を整理し、そのデータからこのままでは悲惨な事件に発展してしまうだろう、と思えるものを選び抜く。

その選び抜かれた人が依頼人となる。

依頼人の復讐を実行する時、統括して指示を下すのは楓。

そして指示を下されて動くのは、わたし以外の残った3人。

大きな場合は3人同時に動かされるが、通常は2人、軽い仕事なら1人に任される。



整理をすると、楓は指示などの一斉の責任者。

インテリ君、もとい酒井 十夜(さかい とおや)はデータ採集、会計などデスクワーク関係の管理者。

そして、大宮廉、見た目不良の倉谷 颯(くらたに はやて)、小柄男子の風間 曽良(かざま そら)で構成された行動グループ。

で、運営されている。


え?

わたしの役目?



「真希、紅茶全員分用意して」

楓がわたしに命令する。


…そう、わたしはお茶淹れから、掃除までの雑用係をやらされてる。
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