帰宅部にお任せを

はあ?

「そろそろって何よ?」

まさか、ごまかして逃げるなんて許さないから。

キッと彼を睨み、そうはさせまいと前に手を広げ立ちはだかった。


露骨に迷惑そうな表情をする楓。

「そんなところにいると、行けない。どいて」


「行く、じゃなくて逃げるんでしょ!?あんたを逃がさないためにわざとここにいるのっ!」

「楓、ちゃんと話聞かせろ」

廉も加勢してきた。


どうだ、2対1。

しかも頼れる廉が一緒なんだから、楓にも敵うはず。

楓の出方を伺う。


ペシッ、…ペシッ、

「あだっ!」
「いてぇ!」


さすが、といっていいのかわからないけど、やはり楓は強かった。

2人相手に連続でデコピンをかましてきたのだ。


わたしと廉は額をさする。


「「何すんの(何すんだよ)!!」」
< 101 / 121 >

この作品をシェア

pagetop