帰宅部にお任せを
「実はわたし…こんな臆病者ですがテニス部に所属しているんです」
テニス部かあ…。
この子には悪いけど、確かにテニス部というイメージは薄い。
しかし、よく見てみると日焼け止めでも防ぎきれなかった日焼けが伺える。
「わたし自分で言うのも何ですが…テニスは習っていますし、中学生の頃はテニス部でキャプテンを務めていました』
へえ、キャプテンって凄い。
「それで、高校でもテニス部に入ったんですけど、その…周りの子よりもレベルが高いというか…」
確かにキャプテンを任されたほどの実力、テニスを習うなどの努力からすれば、他の子より出来て当たり前だろう。
女子はここで一息つく。
どうやらここからが一番重要みたい。
「先日、先輩方と試合をしたんです。最初はただのお遊びだって先輩達もにこにこしていました。しかし、わたしが勝ち進むにつれてその表情は険しくなり、ついにわたしはキャプテンにも勝ってしまったんです…」
うちの学校のテニス部は結構上位大会の常連で、決して弱いわけじゃない。
この子は相当の腕の持ち主のようだ。
それから暗い表情をする女子。
大体の予想はついた。