帰宅部にお任せを
「はい」
保健室前の廊下。
俺はそこで依頼人をおろした。
「あのっ……」
びくびくと震える依頼人。
俺は依頼人の肩を掴んだ。
「多分、君には放課後先輩方から呼び出しがかかるけど、その時、その呼び出しに応じてほしい」
「えっ…」
依頼人の肩は上がる一方。
「少し辛い目にあってしまうけど、必ず俺らがどうにかするから。…信じてくれる?」
しばらく考え込む依頼人。
そしてやがて胸の前で握っていた拳に力をこめた。
「…はい、貴方達を信じます……!」
よし。
俺は『頼むよ』とその子の頭を撫でた。
「順調だぜ!」
「…みたいだね」
その死角では颯と楓が笑みを浮かべていた―…。