帰宅部にお任せを
「…ねえ、今何してたの?」
廉は静かに彼女に歩み寄りる。
明らかに罰が悪そうな顔をするキャプテン。
「いや、その……あ!この子も入れて次の試合のための会議をしてたんだ!」
見え透いた嘘。苦し紛れの言葉。
「本当に?」
「う、うん!ね、皆!?」
今度は周りに助けを求める。
オトモダチは『うん』とお互い苦笑しながら顔を見合わせた。
「へえー…」
廉は白けた目をした。
そりゃ、白けた目もしたくなるわ。
「うん!そう言えばもうそろそろ行かないとじゃん!じゃあ、またね廉君!!」
キャプテンは仲間を引きつれて『逃げる』という行動を選択したみたい。
全員が、『やっと』という気持ちで一斉に走り出した。
「イタっ…!」
キャプテンの声が響く。
廉が走り去ろうとするキャプテンの腕を掴んでいた。
「待てよ」