帰宅部にお任せを

ゾクッとするような、冷たい声色だった。


「な、何?…廉君?」

こんな時に腕を掴まれて、一瞬でも顔を赤らめるなんて。

…相当惚れこんでるんだ。



「さっきの、本当?」

廉は再度確認をとった。

キャプテンはまた笑顔をつくる。


「本当に決「見ろよ!さっきまでの声と映像、全部撮ったぜ!」

隣の颯が声を上げた。

『嘘…』と表情が固まる彼女。


「俺、知ってるよ。あんたがさっきまでしてたコト」

廉は冷たい笑顔を浮かべた。


「あんた、あれだけのことで後輩に1対多勢でかかるなんてね。…そう言えば俺、告白受けてたよね。…今返事、するよ」


そして廉は言い放った。


「あんたサイテー。俺を飽きさせない自信なんて、よくあんな飽きっぽい味の弁当作りながら言えたもんだな。誰があんたなんかと付き合うかよ」


その瞬間、キャプテンの叫びが響いたのは言うまでもない。

キャプテンは声を枯らして、その場に崩れ落ちた。
< 35 / 121 >

この作品をシェア

pagetop