帰宅部にお任せを
「ひぃぃぃ!!」
そんな悲痛な叫び声が響いた。
場所は裏庭。
時間帯は午後の授業中。
そして、悲痛な叫び声の持ち主は昨日お嬢様が差し出した写真に写された平凡な彼だった。
彼にこれほどの悲鳴をあげさせているのはわたし達、帰宅部。
「ごめんね」
謝りながらも蛇を撫で不敵な笑みを浮かべるのは、曽良。
一人でも十分な依頼だったので、最近サボり気味の曽良が任せられた。
「やめて下さいやめて下さい…うわぁああ!!!」
半泣き状態の彼についにとどめが入った。
「最高ね、貴方達」
気絶をしている彼を踏みつけたお嬢様は高笑いした。
そして、驚くべきことを言ったのだ。
「この調子で次はこの人を頼むわ」
…へ?
差し出されたのはまた人物の写った写真。
「お金さえ払えば、やってくれるのでしょう…?」
"招かれざる客"―…。
その意味を、まさに痛感した瞬間だった。