帰宅部にお任せを
「なにやってるんだよぅ!」
近所の悪餓鬼三人組。
同い年のくせに少し体が大きいからって、周りの子をいじめる子たち。
わたし達のところにもやって来たんだ。
『ラブラブしてんなよぅ』
『ばーかばーか』
他の二人もわたし達に次々と言葉を浴びせる。
小さなわたしはその言葉と、奴らのでかい図体についに泣き出してしまったんだっけ。
「うわーん!」
大声をあげて泣くと、彼らの思う壺だったらしく、3人はわははと笑う。
わたしがひたすら泣いていると、スコップを手にしていた楓はそれを置いて立ち上がった。
そして奴らに怖気づくことなく、こう言った。
「まきを泣かせるな」
3人は立ち向かう楓を気に入らない目で見る。
中でも一番それが強かったのがリーダー格。
「お前もいじめてやるぅ!」
ついにリーダーは楓に手を振り上げた。
が、その前にすばやく楓がリーダーに蹴りを一発。
いじめっ子は外面だけ。
彼は蹴られた場所を押さえてわんわん泣きだした。
そして、他の二人を引き連れてどこかへ逃げ帰ってしまった。