secret name ~猫と私~
セッテが届けてくれた書類から、広報部が宣伝案を提出してくれた。
一般の人に見せるものではないので、業者が欲しい情報を載せたそれは、明日にでも郵送しなければならない。
会場はもちろん、抑えてある。
当日受付で配布予定のカタログは、すでに印刷済み。
新規デザインの商品は、製作を依頼し、手元に届いたものと、発表会前日に会場に直接届くものとある。
現在の納品状況は、半々ぐらいか。
この発表会を成功させることが、佳乃の部署の仕事である。
失敗すればそれだけ契約が結べないので、見せ方などにも気を配る必要があった。
自社工場が持てれば、もっとスムーズに事が運べるのだが、まだまだ先の話。
少しずつ業績を上げ、利益を安定させなければ。
「主任、俺なんかやる事あります?」
セッテが、書類とにらめっこをしている佳乃に近付く。
顔を上げた佳乃はきっと、眉間にしわが寄っていたのだろう。
それを見たセッテが、面白そうに吹き出した。
一般の人に見せるものではないので、業者が欲しい情報を載せたそれは、明日にでも郵送しなければならない。
会場はもちろん、抑えてある。
当日受付で配布予定のカタログは、すでに印刷済み。
新規デザインの商品は、製作を依頼し、手元に届いたものと、発表会前日に会場に直接届くものとある。
現在の納品状況は、半々ぐらいか。
この発表会を成功させることが、佳乃の部署の仕事である。
失敗すればそれだけ契約が結べないので、見せ方などにも気を配る必要があった。
自社工場が持てれば、もっとスムーズに事が運べるのだが、まだまだ先の話。
少しずつ業績を上げ、利益を安定させなければ。
「主任、俺なんかやる事あります?」
セッテが、書類とにらめっこをしている佳乃に近付く。
顔を上げた佳乃はきっと、眉間にしわが寄っていたのだろう。
それを見たセッテが、面白そうに吹き出した。