幼なじみと付き合った場合。
「世間の評価はあんなもんだ。みんな噂好きだし、男絡みだとやっかみも入る。

まぁ…当分、男好きの三股女呼ばわりだろーな」


あたしの方を見るでもなく、淡々と呟いてる。


…三股って。


「…伊織は、信じないよね。上月くんとあたしがなんでもないこと、知ってるし」


「…どうしよっかな~」


「えっ?」


「このままアイツを騙し続けるのも楽しいよな。

伊織が必死になってる顔想像したら…ウケる」


…えぇっ!?


「こ、上月くん?」


「アイツ…さっさと本気出せってんだよ。

ったく、グズグズしやがって…」


あのー…あたしがいるの、覚えてますか?


あたしを無視してるかのような発言に、冷や汗タラリ。



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