幼なじみと付き合った場合。
やっばぁ!!



目が合うとこだった…。




ドキドキしてると、松本さんはカーテンの隙間を埋めるようにカーテンをシャッと勢いよく閉めた。



「伊織くんっていうの……」



ドキッ!!



え……松本さん、なんの話してるの?



あたしの心臓は一気に跳ね上がり、バクバクいって止まらない。



「もぉ、お母さんには会わせないから!今はウマくいってるよー。だから、心配しないで?

昨日はたまたま……ちょっとケンカしたから……うん…うん…わかってる。今回は軽くやったから、もう痛くないよ。

今度は失恋しても……もう…あんなこと、しないから……」



松本さんの電話の内容が、めちゃくちゃ気になると同時に、あたしの足は震えていた。




なんだろう…この感じ。




あたし……もしかして、とんでもないこと聞いちゃった?









伊織と松本さんが付き合ってるわけなんてないし、これはきっと、松本さんの狂言で。



お母さんに、彼氏がいるって安心させてるのかな…。



しかも、その相手は伊織……。



『あんなこと、しない』っていう、“あんなこと”って……




もしかして、リスカのこと?



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