とある神官の話





「最低でも二人一組で行動しろって他にも伝えてくれ」

「わかりました」





 わざわざ報告に来た神官がドアに消えていく。

 シュトルハウゼンは何処に消えたのか。まだ掴めない。今あるのは吸血を繰り返す何者か。
 "それ"はどうやら男のようで、奇妙な痣のようなものが顔にあったという。一瞬だったらしいので似顔絵はかけず、ただその痣だけが見えたそうだ。
 若者はそれから、その痣について変な言い方をしたのがひっかかる。






「普通の痣なら、ひびが入ったような、だなんて言わないよな」




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