君に告げよう
姉さんの身体が完全に回復して、病院に来た男たちに連れて行かれたあと。
僕は晶に会うため、着ていた制服を頼りにアイツの通う高校に行った。
二つの指輪と、永輝くんと柚羽さんの真実を話すと、晶はわっと泣き出したんだ。
しばらく泣いたあと、晶は涙を拭いながら口を開いた。
「指輪は、永輝さんの墓前に供えてください」
どことなくスッキリした表情で、晶はきっぱりと言う。
そして、二人は一緒にいるのだから、と、死んだあとの二人を知っているかのように自信たっぷりに続けて言った。
「二人は今、一緒にいるから」
永輝くんと柚羽さんは一緒にいるのが当たり前だったんだ。
遠回りして、違うかたちで結ばれたけれど……。
きっと二人は幸せなんだろう。