君に告げよう


「……晶」

「はい?」

「おまえに頼みがあるんだけど」



ようやく一緒になった指輪を前に、僕はあることを思いつく。

そのことを話すと、晶は少し考えるような顔をした。



「……柚羽さんの友達……ですか?」

「あぁ。一番親しかった友達を探してもらえないか?」

「うーん……。なんとか努力してみます」

「頼むぞ」



そう言って、僕は晶と、連絡が取れるように携帯の番号を交換する。


二人の遺骨を一緒にして、二人の思い出の場所に撒こうと思った。

寄り添うことのできなかった二人に関するものを、すべて一緒にしたかったんだ。


僕がいきなり柚羽さんの家に行くことはできない。

それなら、柚羽さんと一番親しい友達を通じるしかないと思ったんだ。

< 295 / 301 >

この作品をシェア

pagetop