小さな私の中に
「うわって何だよ・・・そんなに俺のこと嫌いなわけ」

やってしまった・・・
不機嫌な顔の藤堂くん

「ご・・ごめんなさい・・」

「んで何してんの?もう遅いじゃん。」

そうだ。それだ。
私は藤堂君にマフラーを
返すためにこんなに遅くまで
寒い中待ってたんだ

「はい。これ」

私は綺麗に洗濯したマフラーを彼に返した

「えっ・・・」

彼は戸惑っていた

「合格発表の時マフラーありがと・・・返そうと思ったんだけど藤堂くん野球部の練習してて・・・」

「んで俺が終わんの待ってたわけ?!」

それ以外ないでしょ

「うん。んじゃぁね」

私は彼に背を向けた
マフラーを返せたからだろうか
満足感があった


「ちょっと待って!」

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