お姫様は王子様を演じてる



「な、何をそんな怒ってるの?」



「俺はな…馬鹿なお前にわざわざアドバイスしてやってんだよ。
それをナメた態度をとりやがって…」



怒りのメーターを振り切るかの如く、澪は静かに怒りを顕わにしていた。



「鍵つけるっ!もう…すぐにでもつけるからっ!」



このままじゃ、殴られるか夢で見たみたいに鞭で叩かれそう。



「ったく…最初からそう言やいいんだよ」



そう言って、澪は不機嫌そうなまま部屋を出て行った。



やっと、やっとみんないなくなった…
特に澪が部屋にいると心臓に良くない。



ビバ、平和!



鼻歌を口ずさみながら、さっさと残りの着替えを済ませ、鞄を持って下へと降りると…



何故か階段の下には、先に部屋を出てったはずの澪が私を待ち構えていた。



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