お姫様は王子様を演じてる




澪は、そのまま床に座り込むと立ちすくむ私に冷たい視線を向ける。



「……座れよ」


「……あっ、うん」



並んでぺたりと床に腰を下ろすとまた突き刺すような視線を感じた。



何…?何か気に喰わないのかな?



「もしかして…何か怒ってる?」


「……別に怒ってねぇ」


「じゃあ、何でさっきから睨んでんの?」


「……元々ここいう顔なんだよ」


「ああ、そっかー!」



声を上げて納得する私を今度は確実に睨んでくる澪。


調子に乗りすぎたかな…
さすがに次は怒られそう。


だけど予想に反して澪は怒鳴ったり、怒ったりはしなかった。



「……俺は少し寝る。
お前はこれでも食ってろ」


つっけんどんに言いながら澪が私の目の前に差し出してきたのはさっきコンビニで買ったものが入ってる白いビニール袋。



受け取って中を見ると、アンパンと牛乳が入っていた。


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