永遠の唄
「・・・・えっ?」
思わず叫んでしまった…。
「怜奈?どうしたの?」
隣に居た、鈴に聴かれて
「何でも無いよ☆」
って小声で話した。

【めっちゃ、神谷さんかっこいいんだけど…。小学校の時はあんなにかっこよく無かったのに?え??なんでぇ・・・】
心臓が高鳴るのが分かった。
この時、私はきっと恋に落ちた…

委員会説明が終わって、その日は学校が終わった。
帰る途中途、美希に神谷さんの事を話した。そしたら美希は
「うん☆神谷さんカッコいいよね♪あたし、神谷さん結構好きかも!」
って言ってた。それを聞いてから、神谷さんへの感情は抑えるようにした。
だって、大事な友達とスキな人が重なるなんてダメだと思ったから。
それなら美希に幸せになって欲しかったから…。
美希との会話で神谷さんの話しはしなくなった。

それからは感情をがんばって抑えて神谷さんを忘れようとした。
でも、やっぱり無理だった。簡単に忘れられない程神谷さんは私の中で大きくなっていた。
神谷さんを思うと心が熱くなって、熱くなって、ドキドキが止まらなかった。

「じゃあ、今日はこの前の委員会説明会を参考に委員に入る人を決めます。誰か立候補する人いませんか?」
先生の問いかけをほぼ無視しながらボーッとしていたら、
隣から声がした
「怜奈あー。何か入るぅー??」
「え?何にも決めてないよ!美希は!??」
「んー。あたしも!!するか分かんないし!!!」
「だよねえー。早く終われえーッ」
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