野獣な執事とワンコお嬢様
まぁ、昔からこの環境にいるわけだから、常識を知らないのは当たり前で。



そんな小さなこと、もう気にしない。



ソファーに座り、靴を待ってる姿がカワイイ。



「できました」

「ありがとう、青柳」



琴音に靴を履かせると満面の笑み。



俺、ベタボレだな…。



今すぐ押し倒したい。



あぁぁぁぁ~…、ムラムラする…。



「そろそろ着替えないと遅刻するよ?」

「あっ、申し上げるのを忘れていました。わたくしは本日、龍蔵様と会社へ行くので学校は休ませていただきます」

「なんで会社!?」

「龍蔵様の社会勉強のため、龍馬様が小さな会社を任せるそうでして。少々お手伝いを」

「そうだったの?残念だなぁ~…。久しぶりに一緒に行けると思ったのに」

「明日、一緒に登校いたしますので許していただけますか?」

「うんっ!!」

「よかった。では、車までお送りいたします」



ニコニコ笑ってる琴音があまりにもカワイくて、ついうっかりキスをした。



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